自転車映画でググると、割とすぐに出てくる映画がこの『疾風スプリンター』という映画。
香港で制作の映画で、やたらとイケメン俳優がガンガン出てくる感じ、ぱっと見よくあるアイドル映画みたいな雰囲気が出ています。
ただ、実際見てみると意外にもロードレースの楽しさもありつつ、アスリートの故障やドーピング問題などロードレースシーンの負の側面も描いた本格派。
ベッタベタの恋愛パートもありますが、そういったのはちょっと、といって見ないのはもったいない作品となっています。
自転車が活躍する他の映画は、【つい乗りたくなる】自転車が活躍する映画・映像作品をまとめてみた【オススメ18作品を紹介】をご覧ください。
あらすじ
チョン・ジウォン(チェ・シウォン)をエースとする自転車ロードレースチーム“レディエント”に、アシストとして所属することになったチウ・ミン(エディ・ポン)とティエン(ショーン・ドウ)。
amazonより引用
互いにエースの座を目標に切磋琢磨しながら、アシストとして力を発揮し、同時に友情も深めていった。
そして、ジウォン、ミン、ティエンの3人は、レディエントを引っ張る主力選手として力を合わせ、台湾各地で連戦を繰り広げていた。
そんな中、レディエントは資金難で運営が立ち行かなくなる。そのため、3人はそれぞれ別のチームに所属することとなり、エースとして競り合うことになるのだが……。
感想
あらすじにある通り、同じチームに在籍していた3名の選手がチームの解散によってライバルとしてぶつかり合う、といった物語です。
なんというか、ストーリーは基本的にベタですし、途中の恋愛パートとかが見ているこちらが恥ずかしい、みたいな気持ちにさせてきます。
あれです、昔のトレンディドラマ見て痒くなる感じですね、個人的に苦手です。
でも、最後まで見ると意外にも面白かった、と感じさせる映画でした。
まずはやはりロードレースシーン。
これが迫力満点でした。
ロードレースって、基本的にシャコシャコと自転車漕ぐものなので、ちょっと地味になりがち。
でも、筋骨隆々なイケメン達が汗まみれで走るシーンはなかなかの見応えがあります。
とにかくイケてる絵面にしようという強い気持ちを感じます。
基本的にスタントなしで撮影とのことですが、俳優さん達大変そうです。
舞台となっている台湾の風景は都市部と自然のコントラストも美しく、それを見ているだけで楽しめます。
ストーリーもクサいんですが、それでも見続けているとなんか熱い気持ちになってくるもの。
キャラクターが挫折するシーンなど胸が痛くなりますが、そこから這い上がろうとする姿は勇気づけられます。
ちなみに原題は『破風』とのこと、これは風よけのことですね。
最後まで見てみると、だからこのタイトルだったのね!!と納得してもらえると思います。
ロードレース好きならもちろん、イケメン俳優がみたい、という方にもおすすめ。
また、友情、努力、勝利、的な言葉を聞くとテンション上がる方は絶対に楽しめます。
ぜひご覧あれ。
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