【自転車映画?】『エイプリル・ソルジャーズ ナチス北欧 大侵略』を見た話【戦争映画】

自転車の映画
41330によるPixabayからの画像

自転車に関する書籍をちょくちょく紹介していましたが、映画でも自転車が活躍するものが数多くあります。

そんな自転車が活躍する映画の中でも、自転車が独自の存在感を示す映画が今回紹介する『エイプリル・ソルジャーズ ナチス北欧 大侵略』となります。

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自転車が活躍する他の映画は、【つい乗りたくなる】自転車が活躍する映画・映像作品をまとめてみた【オススメ18作品を紹介】をご覧ください。

あらすじ

1940年4月8日、サン少尉(ピルー・アスベック)率いる小隊は、国境付近で訓練を行っていた。
射撃訓練、移動手段である自転車の解体・組立、いつもと同じ風景の中、兵士たちは軽口を叩き合う。
しかし、何か不穏な空気が漂い始めているのを肌で感じていた。
そして彼らの懸念は現実のものとなり、軍上層部からドイツ軍が国境に接近しているという報告が届く。
夜が明けての9日早朝、ドイツ軍がデンマークへの侵攻作戦を開始。
前線となったユトランド半島オールボーでは民間人をも巻き込んだ総力戦が展開されようとしていた。
最初にドイツ軍と対峙したデンマーク軍のサン少尉率いる小隊は、
本隊の援軍が来るまで持ちこたえようと奮戦するが…。

amazonより引用

第二次世界大戦時のデンマークを舞台にした映画で、制作もデンマークとなります。

感想

デンマーク映画って、見たことありますか?

なかなか日本では見る機会がないと思います。

そんな映画をなぜ自転車ブログで紹介するかといえば、この映画は「自転車部隊」を描いた映画だからです!!

自転車部隊とは?

自転車部隊とは、名前そのままの自転車を移動手段とした部隊のことです。

自転車は移動手段として、手軽で路面状況に応じて柔軟に対応しやすい、徒歩より積載量がある、静音性が高い、といったメリットがあるため、第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけて主に投入されたとのこと。

日本でも「銀輪部隊」という名前で運用されていたことがあるそうです。

ただ、多くの国では自動化が進み、姿が消えていったとのこと。

映画の見どころ

この映画ではデンマーク軍の自転車部隊が物語の中心となります。

そのため、部隊の訓練シーンではタイヤの交換訓練などを実施しています。

最初の方見ていると、「ここから自転車の利点を生かして大国に一泡吹かせるのか!?」といった期待感が漂います、自転車好きとしてはそこにワクワクしてしまうんですよね…。

ただ、残念ながら自転車部隊が華々しく活躍する映画ではありません

デンマーク軍に対してドイツ軍の軍備はレベルが違います、映画としてはドイツ軍にデンマーク軍が蹂躙される、というのが簡単な流れです…。

自動化の進んだドイツ軍に対して、自転車で頑張って人力で走るデンマーク軍、圧倒的な力の差があり切ない。

自転車が出てくる映画として紹介はしていますが、自転車が好きだから見る、というタイプの映画ではないかと思います。

ただ、戦争を描いた映画としてはおすすめです。

撤退戦を描くものであり重く暗い話ではありますが、戦闘シーンなども見応えがありますので、戦争映画にも関心があるのであればぜひご覧ください。

あとは、自転車に関するものならとりあえず見たいという自転車マニアなあなたも。

タイトルが非常にB級感というかチープな感じがしますが、とてもシリアスでよい映画でした。

自転車の軍事利用に関する書籍も紹介していますので、合わせてご覧ください。

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