このブログでは、自分のダイエットの体験記を書いていますが、有名SF作家の方も同じようなダイエット体験を本にまとめているんですよね。
中年になってからロードバイクにハマり、さらにはロードバイクにハマる人々をモデルに小説も書いているという自転車ラバーである高千穂遥さん、その体験記が『自転車で痩せた人』となります。
内容
50歳の春、肥満体型と高脂血症、高血圧を改善するために手にしたのは、スポーツ自転車だった。わずか2年で24キロの減量を成し遂げ、体脂肪率は24%から10%以下に。明るく楽しく、そして激しく愛車に乗りまくる日々を活写するとともに、ダイエット成功の秘訣をすべて公開する。
amazonより引用
感想
この本を、よくあるダイエットテクニック本として読むとガッカリするかと思います。
これは、自転車にハマっていく男性の手記です(断言)。
同じような趣味の人のブログとかってついつい見てしまいますよね、そういったものを楽しめる方にオススメの一冊です。
そもそもこの本に書いてあるダイエット法は、テクニックもクソもありません。
というのも、筆者は週4日くらい、毎回数十キロの距離をサイクリングしているという習慣。
普通にお勤めの方はなかなか時間の確保が難しいですし、そりゃあそんだけ乗れば痩せるだろうよ!!というツッコミを入れたくなるかもしれません。
そういう本ではないんです、この本は。
この本に描かれているのは、ロードバイクに出会い、乗り、その魅力に虜になる姿です。
これを読むことで「よーし、ダイエット頑張ろう」といった気持ちにはならないかもしれません。
でも、「そうだよね、ロードバイク楽しいよね」という気持ちにはさせられます(結果、ロードバイクに自分も乗りたくなり、そして痩せることはあるかもしれません)。
この本の魅力は、ロードバイクが好きという気持ちで共感し、読んだ人自身がより一層ロードバイクへの愛情を深めるところにあると思います。
ロードバイクが好き、それならぜひ読んでみてほしい一冊となります。
この作家さんが書いたロードレース小説のレビューもぜひご覧ください。
コメント